ハンコ売り場 印鑑の作り方 実印とは 実印と印鑑について

実印はネットで買って大丈夫?危険なケースと失敗しない選び方を印鑑専門店が解説

2019年11月25日

 

実印はネットで買って大丈夫?危険なケースと失敗しない選び方を印鑑専門店が解説

 

実印はネットで買って大丈夫なの?
「通販で作った実印でも、役所で印鑑登録できる?」
「安い実印をネットで買って、あとから後悔しない?」

初めて実印を作る方ほど、このような不安を感じやすいと思います。
実印は、不動産契約・自動車購入・ローン契約・相続手続きなど、大切な場面で使う重要な印鑑です。
そのため、ネットで簡単に注文できる時代になっても、慎重に選びたいと考えるのは自然なことです。

結論から言うと、実印はネットで買っても大丈夫です。
ただし、どの通販サイトで買っても安心という意味ではありません。

ネットで実印を買う場合は、印鑑登録できるサイズ・素材・書体・彫刻内容になっているか、販売元が信頼できるか、実印向けの商品としてきちんと説明されているかを確認することが大切です。

この記事の結論

  • 実印はネットで買っても登録できる場合が多い
  • 購入方法よりも「実印として使える仕様か」が重要
  • 100円ショップの既製印や大量生産品を実印にするのは避けた方が安心
  • 安さだけで選ぶと、欠け・印影・サイズ・保証面で後悔しやすい
  • 不安な方は、購入前に相談できる印鑑専門店を選ぶのがおすすめ

この記事では、印鑑専門店の視点から、実印をネットで買って大丈夫なのか、危険なケース、失敗しない選び方、店舗購入との違いまで分かりやすく解説します。

 

実印はネットで買って大丈夫?結論は「選び方次第」

まず一番大事な結論です。

実印はネットで買っても大丈夫です。
ネットで注文した印鑑だから役所で登録できない、店舗で買った印鑑だから必ず安全、という単純な話ではありません。

重要なのは、その印鑑が実印として使える条件を満たしているかです。

実印として使うためには、一般的に次のような点が大切になります。

  • 住民票に登録されている氏名に合った内容で作ること
  • 自治体の印鑑登録条件に合うサイズで作ること
  • ゴム印やシャチハタのように変形しやすい印鑑ではないこと
  • 外枠や文字が欠けておらず、印影が鮮明であること
  • 既製品ではなく、自分用に作成された印鑑であること

つまり、ネットで買うか店舗で買うかよりも、実印向けの商品として正しく作られているかが重要です。

逆に言えば、ネット通販でも実印向けにサイズ・書体・素材・彫刻内容を選べる専門店であれば、安心して購入しやすいです。

 

ポイント:
「ネットで買う=危険」ではありません。
危険なのは、実印としての条件を確認せず、価格だけで選んでしまうことです。

ネットで買った実印は印鑑登録できる?

ネットで買った実印でも、市区町村の印鑑登録条件を満たしていれば、印鑑登録できる場合が一般的です。

役所で確認されるのは、基本的に「どこで買った印鑑か」ではなく、登録できる印鑑の条件に合っているかです。

たとえば、次のような点が確認されます。

  • 印影の大きさが自治体の規定範囲内か
  • 住民票に登録されている氏名と合っているか
  • 氏名以外の不要な文字やマークが入っていないか
  • ゴム印など、押すたびに印影が変わる素材ではないか
  • 外枠が欠けていないか
  • 印影が不鮮明ではないか
  • 同じ印影が大量に存在するような既製印ではないか

そのため、ネットで実印を注文する場合は、商品ページに「実印向け」「印鑑登録対応」「実印サイズ」などの説明があるか確認すると安心です。

実印として登録できる条件については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

実印を作れる条件とは?登録要件と作成時の注意点

 

実印をネットで買うと危険と言われる理由

実印をネットで買うこと自体が危険というわけではありません。
ただし、実印は重要な契約に使う印鑑なので、不安を感じやすいポイントがいくつかあります。

 

個人情報や印影データが不安

実印を作るときには、氏名・住所・連絡先などの情報を入力することがあります。
また、印鑑を作成する以上、販売店側では印影データを扱う場合もあります。

そのため、「悪用されないのか」「情報が漏れないのか」と不安になる方もいると思います。

ただし、これはネット注文だけの問題ではありません。
実店舗で注文する場合でも、氏名や作成内容はお店に伝える必要があります。

大切なのは、ネットか店舗かではなく、信頼できる販売店かどうかです。

 

同じ印影の印鑑が作られないか不安

既製品や大量生産品の場合、同じ名字の印鑑が多数存在する可能性があります。
認印として使う程度なら問題が少ない場合もありますが、実印として使うには不安が残ります。

実印は、印鑑証明書と一緒に重要な契約で使われる印鑑です。
そのため、100円ショップの既製印や、同じ印影が大量に存在する可能性のある印鑑は避けた方が安心です。

 

実物を見てから買えない

ネット注文では、実際の商品を手に取って確認できません。
素材の質感、重さ、サイズ感、印影の雰囲気が想像と違う可能性もあります。

そのため、商品写真・サイズ表・素材説明・保証内容・納期・問い合わせ方法を確認してから注文することが大切です。

 

ネットで実印を買って失敗しやすいケース

ネットで実印を買うこと自体は問題ありません。
しかし、選び方を間違えると、あとから後悔することがあります。

 

価格だけで選んでしまう

「とにかく安ければいい」と考えて実印を選ぶと、素材が欠けやすかったり、印影が単調だったり、保証が分かりにくかったりする場合があります。

実印は頻繁に買い替えるものではありません。
一度作ると、長い期間使い続ける方が多い印鑑です。

数百円・数千円の差だけで選ぶより、長く安心して使えるかを基準に選んだ方が、結果的に満足しやすくなります。

 

サイズを確認せずに注文する

実印には、一般的に選ばれやすいサイズがあります。

使用者 実印で選ばれやすいサイズ 特徴
男性 15mm〜18mm前後 存在感があり、契約用の実印として選ばれやすい
女性 13.5mm〜15mm前後 扱いやすく、名前のみの実印にも合わせやすい

印鑑登録できるサイズは自治体ごとに条件があります。

ほとんどのケースで8mm~25mm前後ですが、世の中で販売されている印鑑のほとんどは

そのサイズに見合って用意していますのでサイズの上限、下限の心配はあまり必要ありません。

 

実印と銀行印を同じ印鑑にしてしまう

実印と銀行印は、場合によっては同じ印鑑を使うこともできます。
しかし、防犯面を考えると、別々に作るのがおすすめです。

実印は重要契約用、銀行印は金融機関用として分けることで、紛失や悪用時のリスクを減らしやすくなります。

初めて印鑑を作る方は、実印だけでなく、銀行印・認印も含めて用途を分けて考えると安心です。

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販売元が分かりにくいサイトで注文してしまう

実印は大切な印鑑なので、販売元の情報が分かりにくいサイトで注文するのは避けた方が安心です。

最低限、次の項目は確認しましょう。

  • 運営会社名
  • 所在地
  • 問い合わせ先
  • 返品・交換・保証内容
  • 納期
  • 素材や彫刻方法の説明
  • 実印として使う場合の注意点

実印をネットで安全に買うためのチェックポイント

実印をネットで買う場合は、次のポイントを確認してください。

チェック項目 確認する理由
実印登録に対応した商品か 役所で登録できる仕様か確認するため
印鑑専門店が運営しているか サイズ・書体・素材の相談がしやすいため
サイズが明記されているか 印鑑登録条件に合うか判断するため
素材説明があるか 耐久性や価格差を判断しやすいため
書体が選べるか 実印らしい印影に調整しやすいため
保証内容が明確か 欠けや不具合があった場合に安心できるため
納期が明記されているか 契約や印鑑登録に間に合うか確認するため
問い合わせできるか 初めてでも不安を解消しやすいため

特に重要なのは、実印向けの商品であること、販売元が明確であること、問い合わせできることです。

実印選びで迷っている方へ

実印は、素材・サイズ・書体によって印象や使いやすさが変わります。
初めて作る方や、ネット注文に不安がある方は、実印向けの商品を比較しながら選ぶのがおすすめです。

個人実印の選び方を見る

実店舗で実印を買うメリット・デメリット

実印を作る方法は、ネット注文だけではありません。
実店舗で購入する方法にもメリットがあります。

実店舗で買うメリット

  • 直接相談できる
  • 素材を手に取って確認できる
  • サイズ感を見ながら選べる
  • 書体や彫刻内容の相談がしやすい
  • 急ぎの場合に当日対応できる店舗もある
  • 初めてでも安心感がある

特に、実印を初めて作る方、何を選べばよいか分からない方、実物を見ながら決めたい方には実店舗が向いています。

実店舗で買うデメリット

  • ネットより価格が高くなりやすい
  • 営業時間内に来店する必要がある
  • 近くに印鑑専門店がない場合がある
  • 注文と受け取りで複数回来店が必要な場合がある

実店舗は相談できる安心感が大きい一方で、価格や時間の面ではネット注文より不便に感じることもあります。

ネットで実印を買うメリット・デメリット

ネットで買うメリット

  • 24時間いつでも注文できる
  • 価格を比較しやすい
  • 素材やサイズの種類が多い
  • 自宅でじっくり選べる
  • 近くに印鑑店がなくても注文できる
  • レビューや商品説明を確認しながら選べる

忙しい方、近くに専門店がない方、価格を比較しながら選びたい方には、ネット注文は便利です。

ネットで買うデメリット

  • 実物を直接確認できない
  • サイトによって品質差がある
  • 商品知識がないと選びにくい
  • 届くまで時間がかかる場合がある
  • 細かい相談がしにくいサイトもある

そのため、ネットで実印を買う場合は、商品説明が丁寧で、購入前相談や問い合わせができるショップを選ぶと安心です。

ネット購入でおすすめしやすい実印素材

実印をネットで買う場合、素材選びはとても重要です。
素材によって、価格・耐久性・見た目・押しやすさが変わります。

黒水牛

黒水牛は、昔から実印で人気のある定番素材です。
落ち着いた高級感があり、価格と品質のバランスに優れています。

初めて実印を作る方にも選ばれやすく、ネット注文でも比較しやすい素材です。

チタン

チタンは、耐久性を重視する方に人気の素材です。
欠けにくく、長く使いやすい印鑑を選びたい方に向いています。

重量感があり、男性・女性問わず選ばれています。
実印を長く使いたい方や、丈夫さを重視したい方にはおすすめしやすい素材です。

本柘

本柘は、価格を抑えたい方に向いている木材系の素材です。
自然素材らしい温かみがあります。

ただし、長く使う実印として考える場合は、保管状態や欠けに注意が必要です。

彩樺

彩樺は、木材系ながら比較的丈夫で、ナチュラルな印象の実印を作りたい方に向いています。

価格と耐久性のバランスを取りたい方に選ばれやすい素材です。

実印におすすめの書体

実印では、読みやすさだけでなく、印影の重厚感や複雑さも大切です。

書体 特徴 実印向きか
印相体 線が複雑で、実印らしい重厚感がある 非常におすすめ
篆書体 伝統的で格式ある印鑑らしい書体 おすすめ
古印体 読みやすく親しみやすい 認印寄り
楷書体 非常に読みやすい 認印向き

実印で迷った場合は、印相体または篆書体が選ばれやすいです。

 

機械彫りの実印は大丈夫?

ネットで販売されている実印の多くは、機械彫り、または機械彫りをベースにした印鑑です。

機械彫りだから実印として使えない、というわけではありません。
市区町村の登録条件を満たしていれば、機械彫りの印鑑でも印鑑登録できる場合があります。

ただし、実印として安心して使うなら、次の点を確認しましょう。

  • 既製品ではなく個別作成か
  • 実印向けの書体を選べるか
  • 印影が単純すぎないか
  • 素材が欠けにくいか
  • 販売店が実印向け商品として説明しているか

機械彫りの実印については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

実印は機械彫りでも大丈夫?登録可否と後悔しない選び方を解説

 

実印をネットで買う前によくある質問

Q. 実印はネットで買っても本当に大丈夫ですか?

はい。実印はネットで買っても大丈夫です。
ただし、実印登録に対応したサイズ・素材・書体で作ること、信頼できる販売店を選ぶことが大切です。

 

Q. ネットで買った実印でも役所で印鑑登録できますか?

市区町村の印鑑登録条件を満たしていれば、登録できる場合が一般的です。
購入場所がネットか店舗かよりも、印鑑の仕様が条件に合っているかが重要です。

 

Q. 安い実印でも大丈夫ですか?

安い実印でも使える場合はあります。
ただし、実印は大切な契約に使う印鑑なので、価格だけで選ぶのはおすすめしません。
素材・書体・保証・販売元の信頼性を確認しましょう。

 

Q. 100円ショップの印鑑を実印にしても大丈夫ですか?

100円ショップなどの既製印は、同じ印影が大量に存在する可能性があるため、実印としてはおすすめしません。
実印は、自分用に個別作成した印鑑を選ぶ方が安心です。

 

Q. 実印と銀行印は同じでも大丈夫ですか?

兼用できる場合もありますが、防犯面を考えると別々に作るのがおすすめです。
実印は重要契約用、銀行印は金融機関用として分けておくと、紛失や悪用時のリスクを減らしやすくなります。

 

Q. 実印を急ぎで作りたい場合はネットと店舗どちらが良いですか?

急ぎの場合は、納期を明確に確認できるショップを選びましょう。
特に当日中や翌日に必要な場合は、実店舗に相談した方が早いケースもあります。

実印・銀行印・認印をまとめて準備したい方へ

実印を作るタイミングで、銀行印や認印も一緒に見直しておくと、用途ごとに使い分けしやすくなります。
初めて印鑑をそろえる方は、個人印鑑セットも検討してみてください。

個人印鑑セットを見る

まとめ|実印はネットで買っても大丈夫。ただし安さだけで選ばない

実印はネットで買っても大丈夫です。
ネットで買った印鑑だから登録できない、店舗で買った印鑑だから必ず安心、というわけではありません。

大切なのは、実印として使える条件を満たしているかです。

ネットで実印を買う場合は、次の点を確認しましょう。

  • 実印登録に対応した商品か
  • サイズが自治体の条件に合っているか
  • 既製品ではなく個別作成か
  • 素材や書体の説明が分かりやすいか
  • 販売元や問い合わせ先が明確か
  • 保証や納期が明記されているか

実印は、人生の大切な契約や手続きで使う重要な印鑑です。
価格の安さだけで選ぶのではなく、長く安心して使えるものを選びましょう。

ネット注文に不安がある方は、購入前に相談できる印鑑専門店や、実店舗で素材やサイズを確認できるお店を選ぶと安心です。

 

 

 

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