印鑑の作り方 実印とは 実印と印鑑について

印鑑を複製することは違法?知らないと危険な法律と罰則を解説【根拠条文あり】

2026年1月12日

印鑑を複製することは違法?知らないと危険な法律と罰則を解説【根拠条文あり】

「家族の印鑑を複製しても大丈夫?」
「昔使っていた印鑑と同じものを作りたいけど違法?」

こうした疑問を持つ方は非常に多いですが、
印鑑の複製は場合によって“明確な違法行為”になります。

この記事では、

  • 印鑑を複製する行為は違法なのか

  • どんな法律に違反するのか

  • 実印・銀行印・認印で違いはあるのか

を、実際の法律条文(エビデンス)を示しながら分かりやすく解説します。


結論|印鑑の複製は「原則NG」、条件次第で犯罪になります

結論から言うと、

他人の印鑑を無断で複製する行為は、明確に違法です。

さらに
✔ 使用目的
✔ 使用したかどうか
によっては 刑事罰の対象 になります。


なぜ印鑑の複製は違法になるのか?

ポイントは「印鑑そのもの」ではなく「使い道」

印鑑の複製が問題になるのは、

  • 契約書

  • 委任状

  • 登記書類

  • 金融機関の書類

など、法的効力を持つ文書に使われる可能性があるためです。


【エビデンス①】刑法159条|私文書偽造罪

条文(要点)

刑法 第159条(私文書偽造等)

  1. 行使の目的で、他人の印章若しくは署名を使用して権利、義務若しくは事実証明に関する文書若しくは図画を偽造し、又は偽造した他人の印章若しくは署名を使用して権利、義務若しくは事実証明に関する文書若しくは図画を偽造した者は、3ヵ月以上5年以下の拘禁刑に処する。
  2. 他人が押印し又は署名した権利、義務又は事実証明に関する文書又は図画を変造した者も、前項と同様とする。
  3. 前二項に規定するもののほか、権利、義務又は事実証明に関する文書又は図画を偽造し、又は変造した者は、1年以下の拘禁刑又は10万円以下の罰金に処する。

解説

  • 他人の印鑑を複製

  • それを使って契約書等を作成

  • 行使(使う目的)がある

👉 この3点が揃うと 私文書偽造罪が成立 します。


【エビデンス②】刑法161条|偽造私文書行使罪

刑法 第161条

  1. 前二条【第159条第160条】の文書又は図画を行使した者は、その文書若しくは図画を偽造し、若しくは変造し、又は虚偽の記載をした者と同一の刑に処する。
  2. 前項の罪の未遂は、罰する。

解説

  • 自分で複製していなくても

  • 複製印鑑を使って書類を提出した場合

👉 使った人も同罪 になります。


実印を複製した場合のリスク(最も危険)

実印の特徴

  • 市区町村に登録

  • 印鑑証明とセットで効力発生

実印複製の問題点

  • 登記・不動産契約・相続などに使用可能

  • 被害額が非常に大きくなる

👉 実印の複製は
刑法犯+民事責任(損害賠償) に発展する可能性が高いです。


銀行印を複製した場合は違法?

結論:ほぼアウト

銀行印は金融機関との取引に使われるため、

  • 不正引き出し

  • 名義悪用

につながる可能性があり、
詐欺罪・有印私文書偽造罪に発展するケース もあります。


認印なら複製しても大丈夫?

条件付きで「合法」なケースもある

  • 自分自身の認印

  • 法的文書に使用しない

  • 完全な自己責任用途

この場合は 違法にならない可能性 があります。

ただし、

❌ 他人の名前
❌ 契約書への使用

アウト です。


よくある誤解(注意喚起)

「家族だから大丈夫」は通用しない

  • 配偶者

  • 親子

  • 兄弟

であっても、本人の同意なしの複製は違法 になる可能性があります。


合法に印鑑を作り直す正しい方法

✔ 紛失した場合
✔ 古くなった場合

👉 必ず新しい印影で作り直す

特に実印・銀行印は
「以前と同じ印影」は避けるべきです。


まとめ|印鑑は「複製」ではなく「作り直し」が正解

  • 印鑑の複製は 違法になる可能性が高い

  • 特に実印・銀行印は非常に危険

  • 法的トラブル回避のためにも 新規作成がベスト


 

 


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