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印鑑の本柘とあかねの違いとは?柘・つげ・上柘の表記もわかりやすく解説

2026年6月28日

印鑑の本柘とあかねの違いとは?柘・つげ・上柘の表記もわかりやすく解説

 

印鑑を選んでいると、「本柘」「柘」「つげ」「上柘」「あかね」など、似たような素材名を見かけることがあります。

どれも木製の印鑑素材として扱われることが多いため、初めて印鑑を作る方にとっては、

「本柘とあかねは何が違うの?」
「柘と書いてあれば本柘のこと?」
「上柘は本柘より良い素材なの?」
「実印や銀行印に選んでも大丈夫?」

と迷いやすい部分です。

結論から言うと、本柘とあかねは、同じ木製印材として扱われることはありますが、素材の位置づけは異なります。

一般的に、国産の柘植材を使ったものは「本柘」や「薩摩本柘」と呼ばれ、輸入材系の木質印材は「あかね」「上柘」「柘」などの名称で販売されることがあります。

この記事では、印鑑素材としての本柘・柘・つげ・あかね・上柘の違いを、印鑑専門店の視点でわかりやすく解説します。

本柘・柘・あかねの違いを先に結論

まず、印鑑素材としての本柘・柘・あかねの違いを簡単に整理します。

表記 読み方 一般的な意味・位置づけ 印鑑素材としての特徴
本柘 ほんつげ 国産の柘植材を使った木製印材 木目が細かく、木製印材の中では品質が高い
薩摩本柘 さつまほんつげ 鹿児島県産の柘植材を使った代表的な本柘素材 本柘の中でも高品質な印材として扱われる
柘・つげ つげ 販売店によって本柘を指す場合も、あかね系を指す場合もある 表記だけでは素材の詳細が分かりにくい
あかね あかね 主に海外産の木質印材 価格を抑えやすく、認印や低価格帯の印鑑で使われることが多い
上柘 じょうつげ あかね系の印材として扱われることが多い名称 「本柘より上」という意味ではないため注意

先に結論

  • 本柘は、国産の柘植材を使った木製印材として扱われることが多い
  • 薩摩本柘は、本柘の中でも代表的な高品質素材
  • 印鑑として柘だけの表記では主に(あかね)と読む
  • あかねは、主に海外産の木質印材で、価格を抑えやすい
  • 上柘は「本柘より上」という意味ではない
  • 「柘」「つげ」とだけ書かれている場合は、素材の詳細を確認した方がよい

つまり、印鑑を選ぶときは「柘だから安心」「上柘だから高級」と判断するのではなく、本柘なのか、薩摩本柘なのか、あかね系の印材なのかを確認することが大切です。

 

本柘とは?国産の柘植材を使った木製印材

本柘とは、一般的に国産の柘植材を使った木製印材を指します。

柘植は、木質が細かく、適度な硬さと粘りがあるため、古くから印鑑・櫛・将棋の駒などにも使われてきた素材です。

印鑑素材としての本柘は、木製印材の中では比較的品質が高く、自然素材らしい温かみがあります。

黒水牛やチタンのような重厚感・耐久性とは違い、木の風合いを活かした印鑑を作りたい方に向いています。

 

本柘の特徴

  • 木目が細かく、自然素材らしい風合いがある
  • 木製印材の中では品質が高い
  • 価格は黒水牛やチタンより抑えやすい
  • 認印・銀行印・実印にも使われる
  • 乾燥や水分には注意が必要

本柘は、価格と品質のバランスがよい素材です。

ただし、木製素材である以上、乾燥・水分・強い衝撃には注意が必要です。使用後は印面の朱肉を軽く拭き取り、印鑑ケースに入れて保管すると長持ちしやすくなります。

 

薩摩本柘とは?本柘の中でも代表的な高品質素材

薩摩本柘とは、鹿児島県産の柘植材を使った本柘の一種です。

印鑑素材としては「本柘」といえば薩摩本柘を指すことも多く、木製印材の中でも代表的な高品質素材として扱われます。

薩摩本柘は、木目が細かく、粘りがあり、印鑑として彫刻しやすい素材です。

価格を抑えつつ、できるだけ品質のよい木製印鑑を作りたい方には、薩摩本柘は選択肢になります。

 

薩摩本柘が向いている人

  • 木製素材の印鑑を作りたい方
  • あかねよりも品質にこだわりたい方
  • 黒水牛やチタンほど高くなく、きちんとした印鑑を作りたい方
  • 認印だけでなく、銀行印や実印にも使える素材を選びたい方

一方で、より耐久性や重厚感を重視する場合は、黒水牛やチタンなども比較対象になります。

素材選びで迷っている方は、こちらの記事も参考にしてください。

薩摩本柘の印鑑を店舗で相談して作りたい方へ

はんこ屋さん21和光店では、木製印材の中でも品質にこだわりたい方向けに、薩摩本柘の印鑑作成にも対応しています。

本柘・あかね・黒水牛・チタンなど、素材ごとの違いを確認しながら、実印・銀行印・認印の用途に合わせてご相談いただけます。

実印の作成についてはこちら

 

あかねとは?シャム柘・上柘と呼ばれることもある輸入材系の印材

あかねとは、主に海外産の木質印材を指す名称です。

過去には「シャム柘」「シャムツゲ」などと呼ばれることもありましたが、本柘とは別の素材として扱われます。

あかねは、本柘より価格を抑えやすいのが特徴です。

そのため、認印や低価格帯の印鑑、日常使いの印鑑などで使われることがあります。

 

あかねの特徴

  • 本柘より価格を抑えやすい
  • 木製印鑑らしい見た目がある
  • 認印や日常使いの印鑑に使いやすい
  • 販売ページでは「柘」「上柘」と表記されることがある
  • 本柘と比べると木目や密度、耐久性で差が出る場合がある

あかねが悪い素材というわけではありません。

価格を抑えて認印を作りたい場合や、日常使いの印鑑を作りたい場合には、十分に選択肢になります。

ただし、実印や銀行印として長く使う場合は、本柘・黒水牛・チタンなど、より品質や耐久性が分かりやすい素材も検討すると安心です。

 

「柘」「つげ」とだけ書かれている場合は、あかね系の可能性がある

印鑑の販売ページでは、「柘」「つげ」とだけ表記されていることがあります。

この場合、国産の本柘や薩摩本柘を意味しているとは限りません。

印鑑素材の表記では、東南アジア産の木質印材である「あかね」や「上柘」系の素材が、「柘」「つげ」として販売されることがあります。

そのため、商品名に単に「柘」と書かれている場合は、国産の本柘ではなく、あかね系の輸入材を指している可能性があると考えた方が安全です。

一方で、国産の柘植材を使った印材は、「本柘」「薩摩本柘」と表記されることが多く、販売店によっては「柘」と「本柘・薩摩本柘」を明確に分けて案内しています。

購入前には、次のような表記を確認しましょう。

  • 本柘と書かれているか
  • 薩摩本柘と書かれているか
  • 上柘と書かれているか
  • あかねと書かれているか
  • 産地や素材説明があるか
  • 実印・銀行印に向いたサイズを選べるか

「柘」と「本柘」は同じとは限りません

「柘」とだけ表記されている印鑑は、あかね・上柘系の印材を指している場合があります。国産の本柘や薩摩本柘を希望する場合は、商品名や説明文に「本柘」「薩摩本柘」と明記されているか確認しましょう。

安いこと自体が悪いわけではありません。

認印や日常使いであれば、あかね系の印材も選択肢になります。

ただし、実印や銀行印のように長く使う印鑑を作る場合は、素材表記が明確なものを選ぶと安心です。

 

上柘は本柘より上という意味ではない

印鑑素材で特に誤解しやすいのが「上柘」という表記です。

「上」という字が入っているため、

「上柘は本柘より上の素材なのでは?」

と思ってしまう方もいるかもしれません。

しかし、印鑑素材としての上柘は、一般的には本柘より上位という意味ではありません。

むしろ、あかね系の輸入材を「上柘」と表記しているケースもあります。

上柘という表記に注意

上柘は、名前だけ見ると高級素材のように感じますが、本柘や薩摩本柘とは別の素材として扱われることがあります。購入時は「上柘」という名前だけで判断せず、素材説明や産地表記を確認しましょう。

印鑑を選ぶときは、名称の印象だけで決めず、実際にどの素材が使われているのかを確認することが大切です。

 

本柘とあかねの違いを比較表で解説

本柘とあかねの違いを、印鑑選びの視点で比較すると次のようになります。

比較項目 本柘・薩摩本柘 あかね・上柘
素材の位置づけ 国産の柘植材を使った木製印材として扱われる 主に海外産の木質印材として扱われる
価格 あかねより高めになりやすい 比較的安価に作りやすい
木目・質感 木目が細かく、上品な印象 本柘より木目や密度に差が出る場合がある
耐久性 木製印材の中では比較的高い 本柘よりは劣る場合がある
認印 おすすめ 価格重視ならおすすめ
銀行印 選択肢になる 日常口座用なら選択肢になる
実印 予算を抑えたい場合の選択肢 長く使う実印なら慎重に検討

本柘とあかねは、どちらも木製印材として使われます。

ただし、同じ「木の印鑑」でも、品質・価格・耐久性には違いがあります。

認印や日常使いならあかねでも十分な場合がありますが、実印や銀行印として長く使うなら、本柘以上の素材を選ぶと安心です。

 

実印・銀行印・認印に選ぶならどれがよい?

本柘とあかねのどちらを選ぶべきかは、印鑑の用途によって変わります。

認印ならあかねも選択肢になる

認印は、日常的な確認や簡単な書類に使うことが多い印鑑です。

そのため、価格を抑えたい場合は、あかね系の印材も選択肢になります。

ただし、頻繁に使う認印の場合は、印面の摩耗や欠けに注意し、使用後は朱肉を拭き取って保管しましょう。

 

銀行印なら本柘以上を検討したい

銀行印は、お金に関わる大切な印鑑です。

現在は銀行印を使う機会が減っているとはいえ、口座の届出印として登録する場合は、認印より慎重に選びたい印鑑です。

価格を抑えながら木製素材を選びたい場合は、本柘や薩摩本柘が候補になります。

より耐久性を重視する場合は、黒水牛やチタンの銀行印も検討するとよいでしょう。

黒水牛の銀行印についてはこちら

チタン銀行印についてはこちら

 

実印なら本柘・黒水牛・チタンを比較したい

実印は、役所で印鑑登録をして重要な契約や手続きに使う印鑑です。

本柘でも実印を作ることはできますが、長く使うことや耐久性を考えるなら、黒水牛やチタンと比較して選ぶのがおすすめです。

特に、欠けにくさや長期使用を重視する場合はチタン、定番素材としての重厚感を重視する場合は黒水牛も候補になります。

黒水牛と本柘の違いはこちら

黒水牛の実印についてはこちら

チタン実印についてはこちら

 

購入時に確認したいポイント

本柘・あかね・上柘などの木製印鑑を購入するときは、次の点を確認しましょう。

  • 本柘なのか、あかねなのか
  • 薩摩本柘などの産地表記があるか
  • 上柘という表記だけで判断していないか
  • 実印・銀行印・認印のどの用途で使うのか
  • サイズや書体を選べるか
  • 印鑑ケースが付いているか
  • 保証や問い合わせ対応があるか

木製印鑑は、自然素材ならではの風合いが魅力です。

一方で、乾燥・水分・衝撃に弱い面もあるため、長く使うには保管にも注意が必要です。

印鑑の素材を比較|実印・銀行印・認印におすすめの印材と選び方

https://inkan.soo-ten.com/inkan-sozaihikaku/

 

木製印鑑を長持ちさせる保管方法

  • 使った後は印面の朱肉を軽く拭き取る
  • 水洗いしない
  • 直射日光が当たる場所に置かない
  • 湿気が多い場所に放置しない
  • 印鑑ケースに入れて保管する

特に本柘やあかねなどの木製印鑑は、保管状態によって印面や印材の状態が変わることがあります。

長く使いたい場合は、使用後の手入れと保管を意識しましょう。

 

本柘・あかね・黒水牛・チタンで迷った場合

木製印材だけでなく、黒水牛やチタンも含めて迷っている場合は、用途別に考えると選びやすくなります。

用途・希望 おすすめ素材
価格を抑えて認印を作りたい あかね・本柘
木製で少し良い印鑑を作りたい 本柘・薩摩本柘
実印として長く使いたい 黒水牛・チタン・本柘
銀行印としてしっかり作りたい 黒水牛・チタン・本柘
欠けにくさを重視したい チタン
定番感と重厚感を重視したい 黒水牛

素材にはそれぞれメリットがあります。

あかねが悪い、本柘だけが正解、ということではありません。

大切なのは、印鑑の用途と予算に合わせて、納得できる素材を選ぶことです。

実印・銀行印の素材選びで迷っている方へ

印鑑は、素材名だけでなく、用途・サイズ・書体・保管方法まで含めて選ぶことが大切です。実印や銀行印として長く使う場合は、木製素材だけでなく、黒水牛やチタンも比較して選びましょう。

 

まとめ|木製印鑑は名称だけでなく用途に合わせて選ぶことが大切

本柘・柘・つげ・あかね・上柘は、どれも木製印鑑の素材名として見かけることがあります。

しかし、それぞれがまったく同じ意味で使われているわけではありません。

  • 本柘は、国産の柘植材を使った木製印材として扱われることが多い
  • 薩摩本柘は、本柘の中でも代表的な高品質素材
  • あかねは、主に海外産の木質印材で、価格を抑えやすい
  • 上柘は、本柘より上という意味ではない
  • 「柘」「つげ」とだけ書かれている場合は、素材説明を確認した方がよい

認印や日常使いなら、あかね系の印材も選択肢になります。

一方で、実印や銀行印として長く使う場合は、本柘・黒水牛・チタンなど、用途に合った素材を比較して選ぶことが大切です。

印鑑は、価格だけでなく、使う場面・保管方法・長く使えるかどうかも含めて選びましょう。

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